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+R授業・学年暦変更に賛否 学友会、全学アンケート結果公開

本学学友会が学部生を対象に行った2025年度全学学生アンケートの結果を昨年11月28日に公開し、本年度から変更された「+R(プラスアール)授業」や「95分授業・14週制」といった学年暦の変更を巡り、学生の間で賛否が分かれている現状が浮き彫りとなった。

アンケートは昨年6月23日〜7月15日にかけて実施。全学部生の3万4883人が対象で、全体の16.72%にあたる5831人から回答を得た。

+R授業の満足度は「とても満足している」「満足している」の合計で46%にとどまり、対面授業の76.9%やオンデマンド授業の74.3%を大きく下回った。

+R授業の具体的な内容としては授業の導入(4202人)やシラバスの説明(3986人)が大多数を占めた。自由記述では、「スムーズに授業に移行できるように設計されていた」と評価する声もあった一方、「昨年より授業時間が減った感覚」とした回答もあった。

学園振興委員長を務める堀友世偉さん(理工3)は+R授業について「初年度の取り組みで、学生だけでなく教職員側も混乱していた印象。導入の意図を伝え切れていなかった側面も大きい。ただ、事前のシラバス確認や成績評価の説明に対する需要は高く、学生が慣れ、意図が浸透すれば環境は向上していくはずだ」と分析した。

学年暦の変更については、自由記述で「帰宅時間が遅くなり負担が大きい」「学習内容が減った」とする否定的な声と、「長期休暇の拡大」「就活時間の確保」といった肯定的な意見に分かれた。

堀さんは「学年暦の変更に伴う、授業回数の減少によって失われた学びの質をどう担保するか、環境整備が必要だ」と評価した。

アンケートではキャンパス間シャトルバスについても質問した。シャトルバスを利用したことがある学生は全体の29.6%で、近年のシャトルバス減便による影響を受けた学生は8.5%だった。

堀さんは「影響がある学生とない学生に大きく分かれている」と分析。運転手不足などを挙げ、減便について一定の理解を示した。その上で、キャンパス間移動について「キャンパス移動をしたことがない学生も含め、キャンパス間交流を促進するために大学側と協議している」と明かした。

食堂の混雑や時間のなさなどを理由に、キャンパス内で食事をすることを諦めたり授業に遅れたりした経験があるか問う設問では、「1週間で3日以上ある」と答えた学生が10%に上った。「1日程度ある」(23.9%)と答えた層も含めると、全体の約34%にあたる。

堀さんは「極めて大きな問題だ。大学において食が保障されることは、学習に向かうためにも不可欠な環境整備であり、支援が必要だ」と述べた。

堀さんはアンケートを振り返って「協力していただいた学生に感謝したい。アンケートを通じて自分の思いを伝えることの意義は大きいと学生に伝えたい」と学生に向けて述べた。

アンケートの活用については「アンケートがあるおかげで建設的な議論ができる。今後の全学協議会や各種懇談会などで活用していきたい」と意気込んだ。

アンケート結果は学友会ホームページで閲覧できる。

(星野)