立命館大学新聞社
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学年暦変更 95分×14週+20分VOD授業へ

本学は5月20日に、来年度より授業時間割を変更すると発表した。従来の90分×15週の授業形態から、95分×14週+20分の形態へ変更となる。この20分はVOD(ビデオ・オン・デマンド)授業が基本となるが、科目により異なる。授業担当者の判断により、シラバスに記載しきれない参考資料の紹介やフィールドワーク、研究の説明などに使うことも可能となっている。

■変更の経緯

授業時間割の変更についての議論は、2014年度から16年度までの3年間にわたって行われていた。当時取り下げられたこの議題は、他大学との学年暦のズレをどう見るかという議題が上がったことなどから再考され、今回の変更にいたるという。

また、今回の学年暦変更の主な目的は年間の学事日程に「ゆとり」を持たせることだと、本学教学部長を務める中本大さんは説明する。

中本さんは創出されたゆとりが教員の研究発展につながると指摘。「大学では教育と研究は一体化している。教育の質を保障するために、基盤となる研究は不可欠」と話した。また、学生に対し「授業外時間の確保も容易になるはず」とし、今後の課外活動や研究の活発化を期待しているという。

■VODの有用性

20分のVODには履修のミスマッチを防ぐ目的も存在する。現行の履修システムでは、参考となる資料は主にシラバスのみとなるため、想定と異なる内容の授業を履修してしまう状況があった。

この問題は教学部も認識しており、授業の概要や到達目標を説明する20分のVODを受講登録期間やオリエンテーション中に視聴することで、ミスマッチの減少が期待できるという。

■今後の展望

教学部は今後、食堂の閉店時間やシャトルバスの最終便など授業時間の変更に伴う問題に関して、学生部などと連携を取りながら対応していくとしている。

中本さんは学生に対し「今まで変わらずにきたものが変化することに対して、受け止めが厳しいことは理解している」としつつ「学生の学びの満足度や成長実感を高めることに寄与する制度変更となるよう尽力している。学生の意見も学友会のアンケートなどを通して丁寧に聴いていく」と語った。(加藤)