立命館大学新聞社
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「学生のやってみたいを後押し」OIC・H棟にグッドデザイン賞

本学大阪いばらきキャンパス(OIC)H棟が、人や社会、未来を豊かにするものに送られる2025年度の「グッドデザイン賞」(日本デザイン振興会主催)を受賞した。2015年には、同年に開設したOICがキャンパスとして受賞していた。

H棟は、2024年4月に映像学部・同研究科と情報理工学部・同研究科移転に伴って新設された9階建ての建物。「TRY FIELD(トライフィールド)」をコンセプトに、学生の主体的な挑戦を後押ししている。

H棟の外観=11月26日、大阪府茨木市

H棟には、学生と社会をつなぎ学生どうしの挑戦を促す基地として「student’s innovation hub SEEDS(H棟1階)」や企業や自治体と学生との共創の場となる「Co-Creation Hub(H棟4階)」といった、学生に社会との接点を提供する多様な施設が配置されているのが特徴だ。

参画する企業や自治体と学生が社会課題に共に取り組むことができる「Co-Creation Hub」=11月26日、大阪府茨木市

また立命館は、H棟開設と同時期に「社会共創推進本部」を設置。学園の掲げる「イノベーション・創発性人材」の育成・輩出を目指し活動している。

同賞の受賞理由について、社会共創推進課の斉藤富一課長は「オープンイノベーションの要素が評価された」とコメント。同課も設計に携わったH棟の空間について「気軽に横の人とつながれる共創に適した環境だ」と述べた。

同課の役割は「一歩を踏み出したいけど、踏み出し方の分からない学生に 『興味のきっかけ』となる企画を提供して背中を押すこと」だと斉藤さんは説明する。

「挑戦してみたい」学生を応援するため、同課は「SEEDS Member」を募っている。登録すればH棟1階の施設「SEEDS」を利用できる。斉藤さんは「学部を超えたつながりを作れること」を魅力に挙げた。

SEEDS Memberの活動拠点である「SEEDS」=11月26日、大阪府茨木市

設立して1年半が経過した同課は「途上の段階だ」と斉藤さんは振り返る。「今後は(社会共創を推進する活動の)質も量も向上させ、より密度の濃いものにしたい」と展望を語った。

学生に向けて「大学生のうちから社会人と交流し、多様な価値観に触れてほしい」とメッセージを送った。

グッドデザイン賞の賞状=11月26日、大阪府茨木市

(金井)