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海神DIGITAL「年の瀬の空想」

立命館大学新聞のコラム欄「海神(わだつみ)」。記者が日々の思いを語ります。

今年も残すところ、あとわずかとなった。外を歩けば暗闇の中でイルミネーションが輝き、年末の気配をそっと感じさせる。しめ縄や鏡餅が店先に並び、社会では新しい年を迎える準備が着々と始まっている。

自然と一年を振り返る季節。私は今年、「新しいことにチャレンジする」という目標を掲げた。大学に入学したことも新聞社に入ったことも新しい一歩を踏み出したといえるだろう。ただ、これで目標を達成できたと言えるのか。いま思えば曖昧すぎる目標だったと思う。達成できたのかは自分でも分からない。来年はきちんと振り返れるように具体的な目標を立ててみよう。

皆さんはどのような目標を立てただろうか。もしかしたら、そもそも目標を掲げていなかったかもしれない。それでも、多くの人が新年に目標を立て、年の終わりに振り返る習慣がある。

物価高、少子高齢化、災害。社会は継続的な課題、そして新たな課題に今年も対応してきた。しかし、日々、新たな出来事が起き世間を狂わせる。私たち人間と同じように社会もまた、さまざまな課題を抱えたまま年を越すことになりそうだ。

来年はどんな年にしようか。生きているだけで、次々と頭を悩ませ社会を混乱させる問題が姿を現す。そんな状況でも、来年こそは街のイルミネーションのようにきらきらとした希望の光が灯る年になればと願う。年の瀬にはいつも、そんな綺麗事のような空想を膨らましてしまっている。

(矢野)