立命館大学新聞社
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富士山女子駅伝連覇ならず 城西大が初優勝

2025全日本大学女子選抜駅伝「富士山女子駅伝」が30日、静岡県富士宮市の富士山本宮浅間大社前から富士市の富士総合運動公園陸上競技場までの7区間43・4キロで争われた。連覇を狙う本学は2時間25分39秒で5位に沈んだ。10月の全日本大学女子駅伝で25年ぶりに優勝した城西大が混戦を制し初優勝。大学女子駅伝2冠を果たした。本学からは、1区の佐藤ゆあ(スポ健1)、3区の森安桃風(ももか、経済2)が区間賞を獲得した。

1区は佐藤が好走した。序盤一歩リードした平方杏奈(東洋大)に他大学も食らいつき、2キロ地点で城西大、大東文化大、名城大、全日本大学選抜、本学が先頭集団を形成した。残り400メートルでスパートを見せた佐藤は、一歩抜け出すとそのまま1位でたすきをつないだ。

一斉に走り出す選手ら。背景には鳥居。一斉にスタートする選手ら=30日、富士宮市・富士山本宮浅間大社前

2区は苦戦した。この日21歳の誕生日を迎えた太田咲雪(スポ健3)は、1キロ地点で本間香(きょう、城西大)に抜かれた後、他チームに追い上げられ9位に後退。その後もハイペースで走った本間は、20分35秒の区間新記録を打ち立てた。

たすきを左手に持ち走る太田。後ろには多くのスタッフや報道関係者。たすきを受け取る太田=30日、富士宮市・第1中継所

3区からは森安が5人抜きの勢いある走りを見せ、4位まで追い上げた。森安は昨年に続いて2年連続の区間賞獲得となった。

たすきを左手に持ちは知る森安。遠く後ろにはたすきを待つ他チームの選手が一人。沿道には観客が多数。ここから5人抜きの走りを見せた森安=30日、富士市・第2中継所

4区は前回大会で区間新記録の山本釉未(ゆうみ、スポ健2)がたすきを受け取った。1位の澤井風月(城西大)が独走する中、差を縮めたい本学だったが、中継所手前で米澤奈々香(名城大)にかわされ5位に。5区の主将・土屋舞琴(スポ健4)、6区の池田悠音(食マネ2)は追い上げを目指したが、順位は変わらなかった。

左手にたすきを持ち走る池田。隣の車線には白バイ。懸命な走りを見せた池田=30日、富士市・第5中継所

アンカーを務めたのは、初出場の弓木咲來(さくら、経済1)。懸命な走りを見せたが、差を縮めることはできず、1位の城西大に3分3秒の差をつけられ5位に終わった。

たすきを掛け、着物を着た女性が持つゴールテープを着る弓木。ゴールテープを切る弓木=30日、富士市・富士総合運動公園陸上競技場

本学を率いる杉村憲一監督は「前半で流れに乗れず自分たちの駅伝ができなかった。みんな優勝を目指していたので、かなわなかったのは残念だ」と悔しさをにじませた。好走を見せた森安や佐藤については「若手の力が見られたのは良かった」と振り返った。

来年に向けては「この悔しさを生かして一段と強いチームにしていきたい。4回生は抜けるが、残された後輩たちには立命館の駅伝の伝統を守って、優勝をまた実現してほしい」と次世代に期待を寄せた。

主将の土屋は「昨年と同じ5区を走ったが、沿道からの応援が本当に力になった」と走りを振り返った。後輩に向けては「この結果を踏まえ、後輩たちはより一層練習に励んでくれると思う」と述べた。

応援に駆けつけた森島朋三理事長は「今日の結果は正直に言って非常に悔しい」とコメント。続けて「この結果を真摯に受け止め、何が足りなかったのか、どうしていきたいのかを突き詰めてほしい。2位や3位で良いと思わずに、1位を目指すことに意味がある。私も理事長として最後まで一緒に頑張る」と選手を激励した。

(星野、松山、八木)